Tomoの旅ログ

現在シンガポール在住。東南アジアを中心に国内外の旅の備忘録。

実は日本に帰国していました。

 

お気づきの方もいるかと思いますが、

2021年2月末にシンガポールから東京に戻ってきました。

 

シンガポール生活が始まったのはちょうど2年前。

シンガポール勤務になりました。 - Tomoの旅ログ

経緯やその時の心境だったりは、こちらの記事から見てみてください。

 

今回は、シンガポール生活を振り返りながら

海外の長期滞在について考えていこうと思います。

 

 

 

シンガポールの好きなところ

まず、2年間住んで感じたのはシンガポールとても住みやすいです。

シンガポールの広さ

国土が東京23区と同じくらいの面積なのでとてもコンパクト。

東西横断や南北横断、島一周を結ぶランニング、サイクリングができるコースもあり

次に行く機会があればぜひ挑戦したいですね。

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公共交通機関

シンガポール「交通」MRT / LRT | 愛宕山総合会計事務所 - 東京・シンガポール・タイ・ミャンマー・ベトナム・香港

今もなお地下鉄の開発は行われていますが、

電車バス内での飲食は禁止なのもあり、とても綺麗です。

駅直結のショッピングモールが多くの駅にあり、

駅近くに住んだらかなり便利です。

駅から離れていてもバスで駅まで行ける場所だととても便利ですね。

 

シンガポールの気候

赤道に近く一年を通して、25〜32度と暑いですが、

寒暖差がないので、季節の変わり目の風邪とかほぼないです。

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夏が好きな人もそうですが、特に女性は体調面から温暖な気候の方が

健康にいいとされているので、それだけでも良いですね。

ただ室内は寒く、羽織るものは常にバックに忍ばせておいた方がいいですし

突然のスコールに慣れは必要な部分はあるかと思います。

東南アジアの中心

地理的にはマレーシアの南部で中心ではないですが、

周辺諸国に比べ治安も良く経済も安定しています。

今は難しくなりましたが、世界一と名高いチャンギ空港から

連休を利用して海外旅行に手軽に行くことができます。

料理

シンガポール料理というと、ネットで調べると

チリクラブ

チキンライス

めちゃうまチリクラブ!一番人気レストラン・ジャンボ(JUMBO)の楽しみ方 | あじあチキンライス」と「チリクラブ」シンガポールの2大人気メニューを食べ比べてみた!() | FRaU

この2つくらいしか出てこないことが多いのですが、

カヤトーストをはじめにモーニングも安く食べれるとこがあちこちにあります。

また、東南アジア中の料理を食べることができます。

なので、結構海外生活で苦になる味に飽きることが少ないかと思います。

そして、日本人には結局アジアの料理が合うんだと思います。

お米を手軽に食べられる環境って意外に大切だと思います。

 服装

衣食住には触れておこうと思うので、一応書いておきます笑

気候が安定していることもあり、衣替えがいらないです。

なので日本と比べると必要な服の量が圧倒的に少ないです。

冬物の方がコートなど高価なものも多いですし、

服にかかる費用はかなり抑えられると思います。

 

シンガポールと日本の違い

法律化が早い

シンガポールは動きがとても早いです。

コロナに関してもそうでしたが、2020年4月にロックダウンが始まり

そこからマスク着用しないでの外出は$300の罰金が課せられました。

新たルールが出るたびに思うのですが、毎回直後に逮捕者が出ます。

そして、ニュースで報道することで更なる抑止効果を狙っているのでしょう。

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ロックダウン中のルール。そこら中に貼ってある。

また法律ができるだけではなく、それを監視する人たちが警察以外にもおり

みんな徹底させられます。

このスピード感は日本にも見習ってほしいです。

ちなみに日本で試験利用が始まった電動キックボードは、

シンガポールでの使用は禁止になりました。

一時フードの宅配サービスで大人気になりましたが、

歩道を走行時のマナーが悪く歩行者との事故で死亡者が出てしまったため、

それもすぐに法律で禁止されました。

多民族国家

日本国内で生活をしているとなかなか日本人以外の人と

関わりを持つことが少ないかと思います。

そして公用語が日本語なので、日本在住の外国の方は、

日本語を話せたり親日家である傾向があると思います。

しかし、シンガポールはさまざまな人が住んでおり、

宗教も異なるので、年間の休日もそれぞれの宗教の祝日に

あわせて決められています。

僕からすると、いろんなイベントが一年で体験できて

とても面白いと思いました。

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通貨

通貨はシンガポールドルが使われていますね。

コインは、10,20,50セントと1ドル

紙幣は、2,5,10,50,100ドルが一般的に使われています。

慣れると、桁が小さい分計算が早くて円より便利だなあと思います。

何十万とかっていうよりも、何Kって言う方が簡単ですし、

自分は円の方が計算は面倒だなと思ってしまいます。

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ドレスコードがない

ドレスコードがないと言ってしまうと語弊がありますが、

サンダル、短パンでいる人がものすごく多いです。

バーやレストランなどもドレスコードがある場所でも

それほど厳しくないのかなっていう印象です。

結婚式も参列者はカジュアルですね。

キメキメで歩いていると逆に少し浮くかもしれません。

時間感覚

日本人が時間に時間にキッチリしているというのもあると思います。

電車も時刻表通りに来ますし。

シンガポールはあまり細かい時刻表はなく、

電光掲示板の表示も次の電車まで何分、といった形です。

人との待ち合わせでも時間通りに集まるのは少ないと思います。

(相手によるので遅れていいわけではないです笑)

終電が早い

終電、終バスがめちゃ早いです。

12時前には無くなってたりします。

このご時世で遅くまで飲むことは無くなりましたが、

仕事終わりに飲んでるとすぐに終電を逃します。

ただタクシーが安いので、それで帰るっていうのが

お決まりです。

家が豪華

日本と異なり、一人暮らしを前提にした住居は少ないです。

限られた国土であるため結婚まで家族みんなで住むことがほとんどです。

なので、僕のような海外労働者や留学生は、ルームシェアをすることが多いです。

リッチだったら一人でも住めるでしょうが、、笑

共用のリビング、キッチンがあり自室がある感じですね。

シャワーも部屋に何個かあるのをシェアするようなところが多いです。

そして、マンション内にプールやトレーニングジムがあり

体を動かしたりゆっくりする場所があります。

コレは本当にいいと思う。日本だと最近のリゾマンにはあるんですかね?

不便に感じるところ

日本食が高い 

これは海外で暮らすには避けては通れない問題ですね。

牛角大戸屋なか卯、五右衛門、すき家、てんや、スシローなど

日本のチェーン店もシンガポール進出をしており、

日本食が食べれなくて困ることは少ないと思いますが、

ローカルのお店に比べても高いし、日本での値段感覚からすると

この値段なの?と驚くことが多いです。

しかし、近年店舗拡大中のドンキホーテがすごいです!

品数も揃っているし、値段も安いし(シンガポール相場で言ったら)

自炊に助かる調味料も揃うし、お弁当も種類が豊富で安い。

言うことなしです。ドンキ優勝。

海外生活でドンキのある国はこれから滞在の基準になるんじゃない、

ってくらいとても貴重だと思います。笑

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頑張って世界中に展開してほしい。

季節感がない

イベントがあることで一年の流れはあるのですが、

季節や気温が変わることで、記憶していることって

多いんだなということがわかりました。

いつ何が起こったかもごっちゃになりやすいし、

時間が経つのが一瞬に感じます。

国土が狭い

これはロックダウンになってから感じたのですが、

海外旅行ができなくなってから休日にできることがなくなりました。

それくらい海外旅行が身近だったんですね。

日本であれば国内だけでも、温泉旅館に行ったり海あり山あり

十分楽しむことができると思います。

シンガポールでも国内旅行が流行りましたが、

ホテルに泊まるだけで特別なことはコレと言って起こりません。

景色のいいプールがあるくらいです。

プールは家にもあるので、すごい変わるかというとそうでもないです、、

自然がない

コレは僕にとっては本当に嫌なポイントです。

標高が一番高いところは、ブキティマヒルの163mです。

またいくつかある離島やイーストコーストなどに行っても

木々の後ろには高層ビル群が見えていて、

大自然の中にいるっていう感覚は得られないです。

 

海外長期滞在について

海外に住むことに憧れを持つ人は多いと思います。

でも、これまで書いてきたように日本との違いだったり

憧れていた生活と違ったりすることも多く、

そのギャップから生活に馴染めないこともあると思います。

また慣れない英語にストレスもあることだと思います。

 

全員におすすめできるわけではないけれど、

やりたい意欲があるなら挑戦してみた方がいいと思う。

やってみて合わなくてダメだったら日本に帰ればいいのだから。

滞在の種類

観光

留学

ワーホリ

駐在 / 現地採用

おおまかに分けるとこの4つですかね。

 

観光

メリット

気軽に行ける。

・日本は193の国・地域にビザなしで渡航できる

 最強のパスポートを持っています。

・費用がかからない。

デメリット

・滞在できる期間が決まっている。

・就労ができない。

 

留学

メリット

・英語に不安がある人でも挑戦しやすい。

インターンで働けたりすることも

・知り合いができる

デメリット

・費用がかかる

・現地の人と交流が少ないかも

ワーホリ

メリット

・就労経験ができる

・海外にいながらお金が稼げる

デメリット

・初期費用がそれなりにかかる

・期間が決まっている

・30歳前しか使うことができない

駐在 / 現地採用

メリット

・所得面の待遇が良いことが多い

・キャリア形成

デメリット

・異動の期間や場所など会社任せになりやすい

・医療費が高い

 

どんな人におすすめか

海外生活に向いている人は、海外生活を本当にしたい人だと思う。

よく知人から羨ましがられたり、行きたいんだけど、のような話を聞く。

 

でも、実際に行動に移す人を見るのは残念ながら多くない。

結局、実施に移すまでの覚悟がないのだと思う。

 

このブログに辿り着いてここまで読んでいる人は

すでに海外に行きたいんだと思う。

 

やるか、やらないかしかない。

 

今の自分の快適な状態、

生活、環境、人間関係を一度全部捨ててでも

何かを得たいと考えていたり、 

 

なんとなく日本が合わない気がする人は、

試してみたら良いと思う。

 

やってダメだったら日本に戻ってきて考え直せば良いのだから。

僕は、海外に行きたい人を応援しています。

 

そして、僕は日本に戻ってきましたが、

2022年にカナダへ行こうと計画してそのために行動しています。

豊かな自然、フレンドリーな人たち、寒い気候。

自分に必要なものはそういうとこなんだとこの2年で再確認できました。

 

このようなチャンスを与えてくれた会社には、

とても感謝しています。

 

常に自分にワクワクしていたい。

人生楽しもう!